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イ・ミニョン選手とは
イ・ボミ選手や、キム・ハヌル選手や、「8頭身美女」とマスコミが取り上げるユン・チェヨン(29歳)、「セクシー・クイーン」アン・シネに比べると、地味な存在なと思われるイ・ミニョン選手ですが・・・
しかし彼女は世界レベルの実力者です。そして彼女は過去に一度、絶望を味わっている。「不屈のゴルファー」なのですい。
イ・ミニョン選手は超実力派ゴルファー
韓国ツアー通算4勝の実績を引っさげて、日本ツアー・ファイナルQTをチャレンジすると4位という成績を収め2017年よりツアーフル参戦を行うと同年に「ヤマハレディースオープン葛城」で日本ツアー初優勝するなど実力を日本でも発揮し、その後は毎年安定した成績を残すトッププロです。
2019年のスタッツを確認すると、パーオン率・パーセーブ率が高く、3パット・ダブルボギーが少ないという理想的な堅実さがイ・ミニョン選手の特徴と言えます。
記録 | DATA | RANK |
パーオン率 | 76.1504 | 2 |
パーセーブ率 | 89.0572 | 2 |
トータルドライビング | 38 | 1 |
ボールストライキング | 3 | 1 |
3パット率 | 2.4691 | 1 |
ダブルボギー率 | 0.6173 | 3 |
特に顕著なのは、トータルドライビングとボールストライキングが1位という点です。
ドライビングディスタンス順位とフェアウェイキープ率順位を合算した値。ドライバーは飛ぶだけでは無くフェアウェイキープが大切ですよね。それを表したのが“トータルドライビング”です。
先に記しました“トータルドライビング(飛距離とフェアウェイキープ率の順位を合わせたもの)”とパーオン率の順位を足したもので、“ボールストライキング”が良いということはドライバーもアイアンも上手い選手ということになります。
がんを乗り越えた「不屈のゴルファー」
2015年3月に中国で開催された欧州女子ツアーのミッションヒルズ・ワールドレディスチャンピオンシップに出場したイ・ミニョンは、急な腹痛に襲われ試合を途中棄権。すぐに韓国に帰国し精密検査を受けると、腎臓がんと診断を受けます。
この時の心境について、イ・ミニョンは後にこう語っています。
「がんであることを告げられた瞬間、涙があふれ出ました……。あまりにもショックで、あっけにとられて、怒りも込み上げてきました。家に帰ってからは、両親に『ごめんなさい』と言って、また泣きました」
手術を受けるまでの10日間も生と死について考えながら練習場やラウンドを行い、手術も無事成功する。そこから壮絶なリハビリに励み手術からわずか1カ月後、ツアーに復帰すると翌年の2016年7月の韓国ツアーで1年9カ月ぶりに優勝します。
まさに「不屈のゴルファー」ですね
イ・ミニョン選手のプローフィール
所属先 Q CELLS
出身地 韓国
ツアー通算 5勝
出身校 成均館大学
身長 168cm 体重 73kg
生年月日 1992年3月13日生まれ
血液型 O型
ゴルフ歴 10歳~
プロ転向 2010年
2017年6月1日LPGA入会(89期生)
イ・ミニョン選手の戦歴
優勝回数
5回
・2019年 ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント
・2019年 ほけんの窓口レディース
・2018年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント
・2017年 ニッポンハムレディスクラシック
・2017年 ヤマハレディースオープン葛城
ホールインワン
2018年 中京テレビ・ブリヂストンレディス 第1ラウンド 12ホール
獲得賞金
年度 | 獲得賞金 | 賞金順位 |
2019年 | ¥105,755,162 | 5位 |
2018年 | ¥55,460,527 | 18位 |
2017年 | ¥126,439,365 | 2位 |
世界ランキング( 2019年12月1日更新 )
46位
イ・ミニョン選手のスイング
体重移動を最小に常に重心が身体の中心にあるようなスイングです。
イ・ミニョン選手のクラブセッティング
イ・ミニョン選手はクラブ契約がフリーのようです。
全体に男っぽいセッティングですね。
ドライバーのシャフトがS。3W,5WのシャフトがXなのに、3UTがNSプロのRってのは面白いですね。
固定観念にとらわれないセッティングの考え方は見習うべきですね。
特徴的なのが、今どき4番アイアンが入っている点。さらにユーティリティ全盛期中のアイアン型ユーティリティを入れている点も女子としては非常に珍しいセッティングだと思いますが、これらの特徴がイ・ミニョン選手のこだわりだと思います。
そしてアイアンはブルックス・ケプカも愛用しているが使っている「ミズノ JPX919 Tour アイアン」イ・ミニョン選手いわく「打感が“モチモチ”でフィーリングがすごくいい」らしい。
“ Tour”と名の付く通り、いわゆる飛び系では無いし、お助け機能も最小限のプロ・アスリートモデルですね。ただ見た目は格好良いですね。憧れます。。。
まとめ
先ずは最後までお読み頂いたか事に感謝を記します。
さてイ・ミニョン選手のクラブセッティングは参考になりましたでしょうか?
イ・ボミ選手や、キム・ハヌル選手や、ユン・チェヨン選手、アン・シネ選手に比べると、一見地味な存在と思われますが、実力は明らかにイ・ミニョ選手が上であると思います
美しいスイング、こだわり抜いたクラブセッティング。
今後の活躍に是非注目してみてください。
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