トミー・フリートウッドをご存知ですか?
トミー・フリートウッドをご存知ですか?
近年のマスターズなどのメジャーでテレビに映ることも多くなり日本でも少しずつ認知されつつトミー・フリートウッド。細身の身体と長髪の画像を見ると「見たことある」と思う方も多いのではないでしょうか?
トミー・フリートウッドは、再現性の高いスウィングを武器に17年欧州ツアー年間王者となり、2020年4月時点:世界ランキング10位の世界トッププロです。
風になびく長髪がトレードマークの一方、日本をはじめ世界中のプロコーチ質がこぞってお手本にしているスウィングの持ち主で、メジャーに勝つ日も近いと言われてます。
生年月日 1991年1月19日
プロ転向 2010年
出身地 イングランド
国籍 イングランド
身長/体重 178cm/76kg
主要選手権で最高の結果
マスターズトーナメント 17位タイ:2018
PGAチャンピオンシップ 35位タイ:2018
全米オープン 2位:2018
オープンチャンピオンシップ 2位:2019
トミー・フリートウッドのスイング
伝統を継承したオーソドックなスイングと言われていて、現代の“ベン・ホーガン打法”と言うプロコーチも居ます。
体重移動を最小にコンパクトなトップ作った後、捻転をギリギリまで保ちながら左サイドを積極的にリードする現代的な面を持ちながら、インパクトまで左腕をピンッと張ってラインを出す。まさに教科書的スイング!!
注目すべきはフォローでのリストターン!
インパクトを過ぎたあともリストターン・フェイスターンが全く無く、フェース面が飛球方向線を向いている時間が異常に長い。
コレがトミー・フリートウッドが曲がらない理由でしょう。
インパクト後のリストターンをマキロイと比較してみましょう。
先ずは右手に注目してください。
マキロイの右手のひらが背中側に向いているのに対して、トミー・フリートウッドの右手リストワークは極僅かで手のひらが飛球方向線に向いています。
次にアイアンのフェース面を見てください
トミー・フリートウッドのフェイス面が飛球方向線に向いていてフェイスターンが行われていない事を示している一方、マキロイのフェイスは既にターンが終わっています。
どちらが良いとは言えませんが、このフェイスターン(或いはローテーション)がトミー・フリートウッドの特徴と言えます。
先ずはクラブを短く持っている事は参考にすべきですね。
加えて身体の回転に合わせて、バックスイング初期でフェース面がボールを向いている時間が長い点、ダウンスイングで下半身・上半身が全く突っ込まない点も参考にしたい点です。
右足の位置・、右膝の位置の位置をそのままに、ダウンスイングの途中から左のお尻が見えてくるのは分かります。右サイドをそのままに左サイドを積極的に先行ターンさせている事が後方からの画像だとよく分かります。
トミー・フリートウッドのクラブセッティング
そんなトミー・フリートウッドは、クラブ契約フリーのようです。
以前はナイキのクラブを愛用していましたがナイキのゴルフクラブ事業撤退後にフリーとなり、その後は少しずつナイキのクラブから他社のクラブへと移行を進めて現在は各社のクラブが混在したクラブセッティングとなっています。(契約に縛られず本当に良いクラブを揃えている点は興味をそそられますね)
引用元: みんなのゴルフダイジェスト様
1W:テーラーメイド SIM (10.5度 三菱ケミカル KUROKAGE XTS 70TX) ※ロフトは10.5度をカチャカチャで立てて使っているようです。 |
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3W:テーラーメイド M6 (15度、三菱ケミカル ディアマナDF 70TX) |
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5W:テーラーメイド M6 (19度、三菱ケミカル ディアマナBF 80TX) |
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UT:テーラーメイド GAPR | ![]() |
4I~5I:スリクソン Z785 | ![]() |
6I~9I:テーラーメイド P・7TW (プロジェクトX ライフル6.5) |
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ウェッジ:ボーケイSM7“RAW” (48度、52度、56度、60度) トゥルーテンパーDGツアーイシュー、S400) |
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PUTTER:オデッセイ・ホワイトホットプロ#3 | ![]() |
まとめ
先ずは最後までお読み頂きましたことにお礼申し上げます。
タイガーやマキロイ、DJなどに比べれば日本国内での認知はまだ低い選手かもしれませんが、今後間違いなくメジャーを勝つ選手なので注目してみてください。
また、トミーのスイングは基本に忠実で距離と方向性を具現化したアマチュアゴルファーの教科書的なスイングです。記載しましたGIFを基にスイング分析してご自身のスイング作りの参考にしていただけますと幸いです。
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